山形は、ご当地グルメや温泉などが豊富で観光地として魅力的な場所です。
フルーツの生産も盛んで、さくらんぼの収穫量は日本一を誇ります。
蔵王温泉や銀山温泉などの名所で、桜舞い散る春に温泉を楽しむのも良いでしょう。
今回は、山形の春を楽しめる観光スポットを紹介します。
最後に旅先で便利なポケットWi-Fiについても紹介しているため、観光の際の参考にしてください。
山形の春旅におすすめしたいスポットは、以下の7選です。
山形は自然が豊かで、桜の名所など春ならではの散策が楽しめる場所が多くあります。
山形県の桜は例年4月中旬から5月上旬が見頃のため、ゴールデンウィークの観光にも最適です。
ここからは、それぞれの観光スポットの魅力を解説していきます。
山形城は、東北屈指の戦国大名である最上義光公が礎を築いた城です。
1986年に国の史跡指定を受け、2006年には日本100名城に認定されました。
第二次世界大戦後から山形城とその周辺を含む一帯は、霞城公園として一般公開されています。
霞城公園は山形市市街地のほぼ中央に位置しているため、山形駅からもアクセスが簡単な場所です。
園内には、明治時代に建てられた擬洋風病院建築である旧済生館本館を復元した山形市郷土館があります。
こちらの見学は無料で、当時の医療器具などが展示されています。
近くにある首洗い石鉢は、最上義光公が最大のライバルだった白鳥十郎長久を殺害した際にその首を置いたという血なまぐさい謂われのある史跡です。
このほかにも公園の敷地内には山形県立博物館や山形美術館、最上義光歴史館といった文化施設があります。
そのため霞城公園は、山形の歴史や文化を学ぶきっかけにもなる観光スポットが充実しているエリアです。
霞城公園は山形随一の桜の名所としても知られており、春には1500本の桜が咲き誇ります。
桜の開花に合わせて行われる霞城観桜会は、東から南濠沿いの桜がライトアップされるため、夜桜を見に訪れるのもおすすめです。
営業時間 | 【公園全体】 開門 5:00(11月~3月は5:30) 閉門 22:00 【二ノ丸東大手門櫓】 4月初旬~11月初旬に公開 9:00~16:00(4~6月、9~11月) 9:00~17:00(7~8月) 【本丸御殿広場】 通年公開 9:00~16:00(4~6月、9~3月) 9:00~17:00(7~8月) |
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定休日 | 無休 |
料金 | 無料 |
所在地 | 山形県山形市霞城町1-7 |
アクセス | 【電車】 山形駅から徒歩10分 【バス】 中心街100円巡回バス霞城公園前下車0.4km(東大手門) 【車】山形蔵王IC国道286号・112号経由8km(北門) |
公式サイト | 山形城公式ホームページ |
霞城公園の口コミ
西蔵王公園は、山形市街地から車で20分の利便性を兼ね備えている施設です。
蔵王山の緑豊かな環境で、キャンプや自然遊びが楽しめます。
森の広場や森の遊び場エリアには、グラススライダーや大きなすべり台などの遊具が揃っているため、子ども連れにおすすめです。
西蔵王公園には山形市街の夜景を一望できる展望広場があり、キャンプの夜は心ゆくまで夜景を眺められます。
四季の草花が楽しめる日本の花園には、オオヤマザクラやカスミザクラなどが植えられており、春にはお花見もできます。
西蔵王公園は冬季が休園になるため、開園は4月下旬から11月下旬のみです。
西蔵王公園へ訪れる際には、開園時期に注意してください。
利用期間 | 4月下旬〜11月下旬(積雪状況により変更あり) |
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定休日 | 12月〜4月下旬 |
料金 | 無料 |
所在地 | 山形県山形市大字岩波〜上桜田 |
アクセス | 【バス】 JR山形駅から山形交通路線バス西蔵王(野草園行き)終点下車で徒歩約30分 【車】 JR山形駅から西蔵王高原ライン経由で約20分 山形自動車道山形蔵王I.Cを蔵王温泉方面へ約15分 |
公式サイト | 西蔵王公園公式ホームページ |
西蔵王公園の口コミ
東北を代表する霊山である宝珠山立石寺は、通称「山寺」という愛称で親しまれている場所です。
山全体が修行と信仰の場所であり、登山口から大仏殿のある奥之院までの道のりに絶景が広がります。
特に煩悩が消滅するといわれている1015段の石段は、立石寺の中でも有名です。
立石寺の石段を登る途中には8箇所の御堂があり、最初にある根本中堂は国内最古のブナ材木造建築として国の重要文化財に指定されています。
山道の途中にある弥陀洞は、雨風に削られた岩壁です。
弥陀洞に仏の姿を見つけられた人は幸せになる、という言い伝えがあるパワースポットでもあります。
山の頂上に位置する開山堂には、立石寺を開いた慈覚大師が祀られており、山寺を代表する絶景スポットです。
立石寺の最終地点に当たる奥之院の大仏殿は、縁切りのご利益があるとされています。
さらに、立石寺は松尾芭蕉が参詣して「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだ場所です。
境内には、芭蕉の像や記念碑が建てられています。
松尾芭蕉が立石寺を訪れた季節は夏ですが、春は眼下に広がる桜並木を眺められ、夏とは違う景色を楽しめます。
参拝時間 | 8:00〜16:00(4月〜9月) 8:00〜15:00(12月〜3月) |
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定休日 | 年中無休 |
入山料 | 大人:300円 中人(中学生):200円 小人(4歳児以上):100円 |
所在地 | 山形県山形市山寺4456-1 |
アクセス | 【電車】 JR仙山線山寺駅から徒歩10分 【車】 山形自動車道の山形北ICを降りると標識あり |
公式サイト | 天台宗 宝珠山 立石寺 |
立石寺の口コミ
白川湖の水没林は、3月下旬頃から5月中旬までの約2ヶ月間のみ見られる絶景です。
春の訪れとともに大量の雪解け水がダムに流れ込み、満水となった白川湖から柳の木々が生えているかのような景色がこの時期に限って見られます。
白川湖の水没林は白の水没林と緑の水没林からなり、季節によって呼び方と景色が分けられます。
白の水没林は3月下旬から4月中旬の早春時期の景色を指し、芽吹く前の木々と湖岸の残雪がともに白に包まれるため、白の水没林と表現されるようになりました。
一方、緑の水没林は4月中旬から5月中旬頃の湖面の色が、より濃い緑色に輝く時期に見られる景色を指します。
緑の水没林はシロヤナギが芽吹き始める新緑の季節のため、緑の水没林といわれています。
白の水没林が出現する3月下旬ごろには、専用の駐車場が設けられるほど人気の観光スポットです。
ゴールデンウィーク頃には季節限定の景色を目指して多くの人が観光に訪れるため、混雑が予想されます。
飯岡町の公式サイトでは、木々に朝霧がかかった幻想的な風景を見られる朝方の水没林見学も推奨しており、混雑を避けたい人はその時間帯に訪れるのも良いでしょう
白川ダム湖岸公園の入り口には白川温泉があり、温泉も楽しめます。
絶景を堪能した後に白川温泉で体を癒やすのも、おすすめの旅の行程です。
利用期間 | 白の水没林:3月下旬~4月中旬 緑の水没林:4月中旬〜5月中旬 ※オートキャンプ場併設のため24時間出入り可能 |
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定休日 | 無休 |
料金 | 駐車協力金期間(繁忙期):4月18日~5月18日 500円~1500円(日時や目的により異なる) |
所在地 | 山形県飯豊町数馬218-1付近 |
アクセス | 【車】 山形新幹線赤湯駅から40分 米坂線手ノ子駅から20分 |
公式サイト | 白川湖の水没林 |
白川湖の口コミ
山形県は、土地柄を活かした四季折々の果物が栽培されるフルーツ王国です。
春の山形で楽しめるフルーツはいちごで、県内にはいちごの収穫体験ができる農園が点在しています。
めざみの里いちご観光園は道の駅いいでに隣接するいちご園で、30分間いちごの食べ放題ができます。
めざみの里いちご観光園の営業は、3月~6月の期間のみです。
道の駅いいででは山形のお土産やお酒、採れたての野菜や民芸品などの購入ができます。
春の味覚であるいちご収穫を楽しんだ後は、お土産や採れたて野菜を買って帰路に着くのも旅の思い出となるでしょう。
営業時間 | 10:00~15:00 (赤い実がなくなり次第受付終了) 30分食べ放題 3月:土日祝日のみ開園 4月・5月・6月:原則水曜日以外開園 予約制で受付は電話のみ |
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休業日 | 3月:平日休園(土日祝のみ開園) 4月・5月・6月:原則水曜日休園 |
料金 | 中学生以上:1800円~2300円(月により異なる) 小学生:1600円~2000円(月により異なる) 幼児:800円 3歳未満:500円 乳児(1歳未満):入場無料 |
所在地 | 山形県飯豊町大字松原1898 |
アクセス | 【電車】 羽前椿駅下車徒歩20分 【車】 国道113号線南陽市より新潟方面へ30分 |
公式サイト | 道の駅いいで めざみの里観光物産館 |
めざみの里いちご観光園の口コミ
鶴岡公園は、酒井家が庄内藩主として約250年来居城した鶴ヶ岡城跡に整備された公園です。
鶴岡公園の敷地内にはお堀や石垣が見られ、お城があった名残りが感じられます。
鶴岡公園は鶴岡市の中心部に位置しており、四季を通じてさまざまな花が咲き揃う場所です。
日本さくら名所100選にも選ばれている鶴岡公園には730本の桜が植えられており、山形が誇る桜スポットでもあります。
開花に合わせてライトアップも行われ、100本以上のぼんぼりの明かりと一緒に桜を楽しめる夜桜の名所としても有名です。
4月の桜まつりでは花見客で溢れ、屋台も多数出店されて多くの人で賑わいます。
詳しいイベントに関する情報は、公式サイトなどで確認してください。
利用時間 | 24時間 |
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定休日 | 年中無休 |
料金 | 無料 |
所在地 | 山形県鶴岡市馬場町9-25 |
アクセス | 【バス】 JR羽越本線鶴岡駅から湯野浜温泉方面10分 【車】 山形自動車道 鶴岡ICから10分 日本海東北自動車道 鶴岡西ICから15分 |
公式サイト | 庄内観光サイト |
鶴岡公園の口コミ
土門拳は山形県酒田市出身で、昭和を代表する写真家です。
土門拳記念館では、リアリズムにこだわった報道写真や寺院仏像などの写真が展示されています。
1974年に酒田市の名誉市民第一号となった土門拳は、自身の作品を酒田市に寄贈し、1983年に土門拳記念館が完成しました。
土門拳記念館は、土門拳と親交があった芸術家たちの協力により、こだわり抜かれた設計で建築されています。
特に中庭にある彫刻家イサム・ノグチの彫刻作品やベンチは、注目に値する作品です。
記念館の前には池があり、春にはその周辺に八重桜が咲き誇ります。
八重桜の奥は、鳥海山を望む絶景がさらに広がるおすすめの穴場スポットです。
土門拳記念館で、芸術と美しい自然に癒されてはいかがでしょうか。
開館時間 | 9:00〜17:00 |
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休館日 | 4月〜11月無休 年末年始休業 12月〜3月 毎週月曜日 |
入館料 | 【特別展の期間】 一般:1200円 高校生:600円 中・小学生:無料 【その他の期間】 一般:800円 高校生:400円 中・小学生:無料 |
所在地 | 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内) |
アクセス | 【タクシー】 JR酒田駅から約10分 【バス】 JR酒田駅から約30分(るんるんバス酒田駅大学線を利用、土門拳記念館で下車) 【飛行機】 庄内空港よりタクシーで約20分 リムジンバスで約30分(東北公益文科大学下車) 【車】 日本海東北自動車道酒田I.Cより約5分 |
公式サイト | 土門拳記念館 |
土門拳記念館の口コミ
初めて訪れる場所や知らない土地では、スマホのナビを活用する機会も多いため、普段以上にスマホを使い過ぎてしまうと速度制限がかかる可能性があります。
桜の季節の観光では桜の美しさを思い出の一枚として写真におさめたり、写真を共有したりする場合も多く、速度制限がかかってしまうとスムーズに共有ができません。
そこで持っておくと便利なのが、ポケットWi-Fiです。
旅行に出かける際は、ポケットWi-Fiを上手に活用してストレスのない旅行を楽しみましょう。